シャンゼリゼのヴァージンメガストアで気づいたこと
今日もヴァージンにちょっと行ってみました。何故かと言えば、LIVE8のライブDVDの発売日。
- アーティスト: フィナーレ,ジョージ・マイケル
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/11/09
- メディア: DVD
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日本で発売になるのか定かではないのですが、このDVD、会場別の補充盤みたいのも出ていて、対象都市は、パリ、ベルリン、ローマ、トロントの4カ所。
Green Dayが見たかったとか、Deep Purpleはどうしたとかお嘆きの方は、もし日本版が出ないようでしたら、これらをお探し下さい。
私のお目当ては、本編よりもむしろ、パリ編でして、154分収録はまあまあかなあと。各会場版とも同程度の収録時間のようですから、結構楽しめるのではないでしょうか。
お値段は、各会場とも22.99ユーロでした。
で、このDVDを脇に抱え、何か出物はないかと映画コーナーをうろうろとしていたときのこと、普段はヴァージンお奨めのPVが流れているはずの店内設置スクリーンから、どうも耳慣れぬというかいうか、え、ここどこですかと錯覚に陥るような、でも、あ、この声知ってる、それに日本語じゃないですかこれは、と一番身近なスクリーンを見てみると、
な、なんと、そこに映し出されているのは、浅野忠信さん。
そして、流れてきたナレーションが、
「茶の味、Taste of tea」と来ましたか...。
なんでも一押し映画DVDだそうで、でも、これ石井克人でしょ、大丈夫と思いつつ、しばらくモニターに釘付け。あ、なんかいつもとは違って、かなり抑え気味じゃん、これならいいかと安心したのもつかの間、
やっ やっぱ、出たか、我修院達也!!!!!!!
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: DVD
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なんか誇らしいんだか恥ずかしいんだか複雑な心境に。それに変な体操もあるし...orz。
「日本人てやっぱり、変わってる」って禿しく誤解されそうな予感。
この予告編も終わり、ちょっと恥ずかしくなって、ふと、陳列棚に目を移すと、なんか懐かしい端正な顔の二人がこちらをじっと見つめている。
このジャケットには見覚えはないけれど、この映画知っているよ、とふと手にして、タイトルを見る。
えっ、マジですか?
FURYOってあなた、「不良」っていう意味???
で、そのジャケットがこちら。
これって、大島渚監督の名作、「戦場のメリークリスマス」ではないですか。
絶句!!! 日本でこのタイトルだったら大コケ間違いなし、担当者島流しで済むかくらいのセンスに、暫し呆然と立ちすくむくたびれたアジアのおっさんが一人。うわ、見られたくない風景。
なんか、二連発で戦意喪失し、1階のシングルコーナーへ。
と、ここまでが、前置き(←ちょっと、長過ぎた。)。
実は、先日のiPodというか、音楽配信というか、Appleの今後のそっち方面の展開があまりバラ色に見えない理由 - antiECOがいるところというエントリーに てけてけさんから以下のようなコメントを頂いていて、ちょっと考えていたところだった。
うーん……日本というニッチな市場にだけ限ってものすごく乱暴な言い方をしてしまえば、音楽の取聴というのは「カラオケで唄うため需要」が本流なのだ、と考えておいた方が
よいです。
カラオケ懐かしいとか思いつつ、カウントダウンTVにカラオケかぁとかいろいろ考えつつも、なにか引っかかるものがあって。
で、このシングルコーナーで気づいたのですが、このコーナー、四階まであるだだっ広いフロアのせいぜい2㎡あるかないかを占めてるだけの申し訳程度でしかない。
つまり、この店の売り上げにはほとんど寄与していないということ。
そういえば、日本のタワーレコードやHMVなどでもシングルコーナーはたいした面積を占めていなかったことを思い出しました。
でも、売り上げはかなりあるの?フランスではどこで買ってるんだ?
なんて、あーでもない、こーでもないと考えていて、ふと思う。
そうか、シングルは、ネット配信に向いてるんですね。元々売り場ないし、昔のシングルも含めて、ネットに置いておいた方がよさげ。
でも、一曲150円では、一万枚売れたって150万の売り上げにしかならないし、制作費やPV費用なんてどうやっても出ない。そうか、よっぽど売れてないとシングルに制作費かけられない、つまり、高音質のシングルの方がめずらしいってことか...。じゃあ、圧縮かけてもOKですね。
ところで、ネット配信が始まる前はレンタルCD屋さんで大抵の楽曲はコンスタントに5000枚程度はレンタルCD屋分(つまりレンタル分)でさばけていたんじゃないでしょうか。そして、これをシングル一枚50円とかで貸し出していて、これを主に利用している客層がネット配信にごそっと移動して来ているとしたら、なんか納得。
こんな感じであれば、そんなに心配はいらないのでは。レンタルとして回収するのも、ネット配信として回収するのも同じような金額で、とっても同じような感じ。ということは、今後やばそうなのはレンタルCD屋さんだけ?あれま、意外な結論。
少なくとも音楽ショップの主力商品はアルバムでしょ? タワーレコードでシングルって感じでもないし。
最後に、カラオケが主流という話については、気になるデータを。
<邦楽アルバムベスト10>
1.キラーストリート (DVD付 限定盤)
.....サザンオールスターズ
2.キラーストリート (CDのみ 通常盤)
.....サザンオールスターズ
3.I(ハート)U (アイ・ラブ・ユー)
.....Mr.Children
4.VOCALIST (通常盤)
.....徳永英明
5.Listen To The Music 2
.....槇原敬之
6.YAMAZAKI MASAYOSHI the BEST/BLUE PERIOD
.....山崎まさよし
7.SONORITE (限定盤)
.....山下達郎
8.BEST~first things~ (CD+DVD)
.....倖田來未
9.ghost note
.....大江千里
10.Single Collection
.....柴田淳週間ヒットチャート<シングルベスト>=山野楽器
1.月夜のタンゴ
.....森光子
2.今日も君に恋をした
.....佐藤竹善
3. COUNTDOWN
..... HYDE
4.Two As One
.....Crystal Kay×CHEMISTRY
5. かざぐるま
.....一青窈
6.大人の勲章
.....嶋大輔
7.BEAT/ROCK ON
.....木村カエラ
8.Sweet Mom
.....柴咲コウ
9.Be My Last (CD+DVD)
.....宇多田ヒカル
10.ENDLESS STORY
..... REIRA starring YUNA ITO
提供:銀座山野楽器(期間10月3日─10月9日)
[10日 ロイター]
これ見ると、あんまりカラオケって感じでもないし。まぁ、それにしても平均年齢の高いこと、特にアルバム。おやじばっかりじゃん。 まぁ、シングルは店頭ではすでに買わないってことでしょうか。
ちなみに、現在オリコンアルバム総合一位は、デスチャのベスト盤です。
あのアルバムは、前にも書いたけど、圧縮すると音割れする曲かなりあります、私の経験上(笑)。まさか、デスチャ、カラオケでは唄わないですよね。