心地よい夏の日の午後 −フランス風バカンス前の過ごし方−

って感じですね、今現在。
気温は30℃を越えていますが、カラッとして、日本の高原のような涼しい風が肌にとても心地よい感じです。
 
やっと、パリらしい夏を感じることが出来て、ここ1、2日とても幸せです。
家族もいつもよりはご機嫌ですね。
街を歩く人も少なく、みな、この気持ちの良い午後を堪能しているのでしょう、とても静かです。
 
といっても、完全なバカンスシーズンにはまだちょっと早く、明日からはまたバカンス前の最後の仕上げに多くの人が向かうことでしょう、私も、その中の一人ですが。
そして、不幸にもやり残してしまった仕事は、秋までお預けです。預けっぱなしで忘れてしまうことがなければいいのですが、そこはラテンの国、
「あれ?、そんな話あったっけ、スマン、スマン」なんてのは良い方で、
「俺はそんな話記憶にないぞ。もし、そうだとすれば、バカンス前にリマインドしないあんたが悪い。」
なんてのが関の山。
 
かといって、休みの直前に実際にリマインドかけても、見事にスルーされるか、もしくはほんのわずかな正当な理由を盾にマシンガンのような攻撃を受けるのは間違いなしとあって、今後の良好な関係を保ちつつお互い気持ちのいい仕事を続けるためには、あえて忘れたことにして、バカンス後に仕切直しというのが大人の対応というもの。
 
但し、こちらがそのような大人の対応を見せても、テンパった状態のベテラン女性の発注には逆らわず涙を隠してギリギリバカンス出発前までに対応するのが、ジェントルマンとしてのたしなみ。
 
無事、地雷を踏まずに休暇突入できるかどうか、あと数日の勝負です。