最近のお気に入り(5)(6) フランスの歌姫

ここのところ、とても気に入って聴いているアルバムを2枚ほど。
まず、最初は、新人から。
Amel Bent の 「Un Jour D'Ete」
彼女はいわゆるアイドル発掘番組で優勝した人なのだが、とにかく歌唱力とグルーブ感にすぐれ、すっかりR&Bの女王といった風格がデビュー時から漂う大物。マライヤ・キャリーよりも落ち着いた感じで、曲全体も安心して聴くことができ、とても心地よい。歌姫になるべく人は、最初から歌姫であるのかなぁ、やっぱり。どの時間帯に聴いても違和感なく楽しめるとても重宝する一枚です。
全体的に押さえた感じの歌い方なので、熱唱型のうっとうしさはありません。
今、フレンチの歌姫で一枚だけと言われたら、迷わず彼女のこの作品を選びます。

次に、姉御というかお姉様というか、もう、典型的なフランス歌手はこの人しかいませんね、というのが、Axelle Red様。
このお姉様、世の中に怖い物はないというか、存在感が大きすぎます。
かつてはとても綺麗なお姉さん路線だったのですが、かつて綺麗だったそして今も見目麗しくとてもパワフルなお姉様、音楽スタイルは貪欲で、いろいろやってます。最近はクラブサウンドにまで手を出して、けだるく踊っていて、その姿がなまめかしいというかおどろおどろしいというか、いっちゃってます。
今まで出した作品はたくさんあるので、お奨めは、2枚組ベストの「French Soul」。2枚目の方が「Soul」versionで、最新曲も収録されていて、お得。
いやぁ、実力、態度ともに、フランス女性典型のご立派さにやられています。
フレンチ・ポップの集大成ですね。

French Soul: Best of

French Soul: Best of