切込隊長がアニメのことを触れていたけどさ

博覧会とかイベント物やるよりも、ガキ向けにともかく垂れ流せってことなんだろうけどさ、もし戦略としてやるとしても。

だけど、もう手遅れじゃない。
 
このブログを書き始めた頃、実は私も日本のアニメの浸透ぶりについて誇らしげに触れたものなんだけどさ、そして、その頃までは日本のアニメは強かったさ、というか、欧州の10代ぐらいまでには相変わらず強いけどさ、その下はダメだって。
 
もう、すっかり、ディズニーにやられてしまいましたよ。
やつらはさすがだね。研究熱心で、きっちり戦略組み立てて巻き返し図るんだから。
なので、今後10年以上は期待は持てんでしょ。
それから、ピクサーも最強だし。
 
プーさんシリーズの映画版の制作のほぼ完全下請けを日本のスタジオがやってる場合じゃなかったね、すっかり(センスや技術の)いいところ持っていかれちゃったでしょう。
 
経団連も目先の商売よりも、人材流出や技術流出にもっとケアをして、しっかりした戦略をたてるべきなんじゃないのって言っても無理か、理解できんだろうな。
 
隊長のhttp://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2005/06/25_115216.htmlを読んでふと思ったことでした。

<追記>
キャラクターグッズが強いんだから、こっちで伸ばすべきだと思うけどなぁ、個人的には。
ここはひとつ、サンリオにも、Kittyだけじゃなく、ウサハナとシナモンで頑張ってもらいたいものだ。
それ以外にも、かわいいキャラクター(デザイン)いっぱいあるじゃない。
 
<さらに追記>
どうも、2ちゃんねるのアニメ板に晒されたようで。
サービスとしてこちらの状況について少し。
明らかに2年前と今ではかなり状況が違い、日本アニメのブームは沈静化したというか、衰退気味にある。
以前は大型店の比較的いい場所にかなり広いスペースを設け、日本のアニメが山積みされていた。スタジオジブリの作品だけでなく、フルーツバスケットエヴァンゲリオン、シティ・ハンターやそれ以外にもOVAものがたくさん置いてあった。
が、しかし、それらは今は店の隅っこの方に追いやられ、面積的にも1/3程度となった。
そのかわり、子供向けコーナーが設けられ、そこには、ディズニーや世界各国のヒットアニメが置かれるようになった。もちろんその中には、米国製のKittyアニメの他にもコナンやポケモンなども置かれているが、その割合はほんのわずかだ。
今は、ディズニーのプリンセスシリーズがダントツで、他の人気シリーズといえば、ババールやペパなど。
また、最新のミッキーなどのシリーズを観れば、その映像の美しさや動きなどに驚かされるだろう。これらの作品の強みは、ほどんどセリフというものがなく、映像の力で物語を伝えるところだ。
これは、日本のアニメの対極にある。そして、セリフが少ないために、どの国でも受け入れ安いのだ。
つまり、真に子供向けのアニメにおいて、日本のアニメが立ち入る隙はなくなっているということだ。今、日本にはかつてのキャンディ・キャンディDr.スランプのような作品が少なくなってきていることも関係があるのだろう。
そして、対象を小学校高学年から大人に目を向けたとき、やはり、ピクサーが切り開いている分野の強さが際だっているようだ。売り場面積もかなりのスペースを占めている。
また、マトリックスヴァン・ヘルシングのように、アニメの世界と実写の世界を埋めるような分野の急激な発達によって、日本アニメの得意分野はさらにつらい状況にある。
どうも、日本のアニメ、漫画業界の新陳代謝が進んでいないのではないかとこちらにいると感じる。いや、それなりに成長を続けているのだとは思うが、それはある範囲内で極めているに過ぎない感じであり、セル画の呪縛というのだろうか、文化というのだろうか、そこから抜け出せずにいるように思う。
日本にいる人にはわからないと思うが、仏、豪、加、英のアニメはすでに次の世界へと踏み出しつつあるのだ。映像、CG、サウンド、ストーリー、色彩、それぞれについて新しい世界が生み出されつつある。そして、それらは、大人の鑑賞にも耐えるレベルに達しつつある。
セリフの比重が重くなる大人向けアニメの世界では、これはもっと厳しい。
(パリでの)ブームはすでに去ったのだろう。
少なくとも半年以上前はそんな感覚を持っていなかったことは、過去の私のアニメエントリー(キーワード[アニメ]を見ればわかると思う。)