みんな散歩するのだ

今日はとてもよい天気。
さほど寒くもなく、心地よい陽気。
 
パリのよいところは、みんな外にうろうろと出てくるところ。
家にこもってるのはもったいないからね。
 
かといって、お店はほとんどがお休み。
だから、近所にふらっと出てきて、あたりを散歩する。
木陰のベンチで読書にふける人もいる。
パソコンを持ち出して仕事をしている人もいる。
PDAと格闘するオヤジの姿もある。
もちろん、犬の散歩につきあう人も多い。糞も多いけどね。
近所に暮らす小さな子供のいる家庭なんかほとんど外に出てきたんじゃないかと思うぐらいたくさんいる。
それぞれが、2−3時間の時間を外で過ごし、そしてまた家へと帰っていく。
 
天気のよい日曜日ごとの単純な繰り返し。
ただ、その繰り返しのリズムが街に生命を与えている気がする。
 
自分と同じように暮らすような人がいる。
いつの間にか顔を覚える。
 
日本と比べれば、個人主義は徹底している。
だけど、街は、単に個人の集合体ではなく、街として活力を持って機能している。
 
こういうのをスローライフというのかもしれないとふと感じた。
なにもしない休日がいい。