お気に入りの一枚(2)+おまけ

Original Musiquarium I

Original Musiquarium I

スティービー・ワンダーの比較的初期のベストアルバム。
 
当時学生だった私は、渋谷のタワーレコードに入り浸りだった。
 
このアルバムの前後が彼の最盛期、当時あのあたりにたむろするバンドマンの間では、天才40歳前死亡説がまことしやかに囁かれていて、次はスティービー・ワンダーに違いないなどという話を幾度となく聞かされたものである。
それだけ、彼の音楽が超越したものだということを誰もが認めていた時代だった。(アルバイトで、とあるバンド(複数)のローディやミキシングをちょこっとしていた。あぁ、懐かしい。)
 
そして、このアルバム、私がこの中で特に好きだったのが二枚目のB面(当時はレコード)、「Isn't she lovely」から最後の「Do I Do」へと続く3曲だった(新リミックスにより巧みに曲がブリッジされていた)。今でも熱くなる。
 
その後、何種類ものベストアルバムが発表されたが、私にとっての彼のベストアルバムは、この作品だけだ。
 
このアルバムを聴くと当時の記憶が今でも鮮明に蘇ってくるが、決して懐古に浸るのではなく、いわば若返りの特効薬みたいな大事な宝物である。
 
<おまけ> LOVE PSYCHEDELICO

ベストアルバム、つまり、「Greatest Hits」ということで思い出したのが、この一枚。
 

THE GREATEST HITS

THE GREATEST HITS

 
デビューアルバムのタイトルが、「Greatest Hits」ってどういうこと?
なんて突っ込んでる暇もなく、とうとう日本のバンドでここまでやれるかと妙に感動した記憶があるこのアルバム。自分の中でのヘビーローテーションには至らなかったが、音と彼女の声は好き。
たまに聞くとそのけだるさが妙に心地よかったりする。いつまでも色あせない音がここにはある。
そういえば、Dragon Ashっていまどうしてるんだ?