ライブドアその後、株買い占めないと結婚できませんか?

つい先日、総力としての実力はどんなもんなんでしょう - antiECOがいるところと心配したばかりだったのですが、
こんな一件(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050222-00000015-tcb-biz)もあり、いよいよほりえもんさんを支えるスタッフのポテンシャルについて心配になってきました。

そんな中、ガ島通信さんとネットは新聞を殺すのかblogさんで、立て続けに気になるエントリーがありました。
http://blog.livedoor.jp/zentoku2246/archives/14589923.html
ネットは新聞を殺すのかblog ライブドア問題と意見の対立

まず、ガ島通信さんは、

既存メディアは、プロ野球のときもそうでしたが、ライブドアに対して「奇妙な嫌悪感」を持って報道しているように思えます。

と述べていらっしゃるのですが、
今回の出来事は、
男女の仲で言えば、
「好きです。交際してください。」と申し込んだところ、
「残念ながらお断りします。」と断わられた相手をどうしてもあきらめきれずに、
親御さんの経営する会社乗っ取って結婚をせまっているような話
に近い感覚を感じてしまうのは私だけでしょうか。
それを「奇妙な嫌悪感」と片付けられてしまえばそれまでなのですが、これって、「普通の嫌悪感」なのではないでしょうか。
ライブドアはその所信表明で、あくまでフジサンケイグループと事業提携をしたいのだとおっしゃっているのであって、ガ島通信さんがおっしゃるところの

抵抗必至な会社を買収をする

と表明しているのではありません。
これはあくまで一般庶民的感覚であって、資本主義社会の流儀とは合わないのかも知れませんが、半ば強制的に結婚をせまっているような錯覚を抱かせるようなやり方は「奇妙な嫌悪感」を抱かせても不思議ではないように思います。
(事業提携をしたい)=(買収をする)という感覚は私の中にはどうやらないようです。
(あの事業を手に入れたい)=(買収をする)というのであれば、理解できますが。
ガ島通信さんの冒頭のお話は、今回のライブドアの手段が敵対的買収であって初めて成立するお話で、ライブドアさん自らがそれを否定されている以上、成り立たないのではないかと思います。
冷静さを失っていませんでしょうか。
ライブドアさんがこれは敵対的買収だということを認めているのであれば、マスコミの対応も今とは違ったものとなったのではないでしょうか。ライブドアがそう認めてくれないと、マスコミもリーマンブラザーズの関与についてまではなかなか踏み込めないように思われます。

次に、ネットは新聞を殺すのかblogさんですが、

ライブドアのメディア騒動に関しては多くの人が意見を述べているが、興味深いのはライブドア支持派とフジテレビ支持派の2極に分化していること。

と分析されているようです。
果たして、ライブドア支持派とフジテレビ支持派に2極分化していますでしょうか?
ライブドア不支持派すなわちフジテレビ支持派という単純な構成でもないようですし。
経団連奥田会長だってどちらも支持していませんしね。(笑)
見たところ、ライブドア頑張れ派、ライブドアけしからん派、フジテレビ頑張れ派、マスコミけしからん派などが多いようですが。
フジテレビけしからん派はあまり見当たりませんね。会長けしからん派の方はいるようですが...。
後半のお話は興味深いお話でした。そういえばご自身でも、ライブドアけしからん派とライブドア擁護派とされているようですね。

お二人の現役記者さんのライブドア関係エントリーを読ませていただいての感想でした。

それにしても結婚相手を自由に選ぶことができない状況に陥っているフジサンケイグループって...。
それではおはようございます、そして、おやすみなさい。