寒い日は続く

今日は昨日よりさらに気温が下がったようで、春の訪れは当分先になる感じがします。
一方で、メトロの乗客に変化があります。昨日は日本の学生さん(但し女性)らしき集団が重たそうなスーツケースを抱えて夜遅くに移動しているところを見かけましたし、今日はスペインの学生さん(こちらも女性)の大集団が、2両ほど車両を占拠する勢いで、大はしゃぎでした。こちらはおそらく夜のエッフェル塔を見物に出かけているところだったようです。(早口のスペイン語を聞き取るのはちょっとまだ難しいですね。)
日本の女子学生さんらしき集団は少々無防備な感じがあって、ガード役を買って出ようかとも思ったのですが、怪しいおっさんにいきなり声を掛けられても引かれるだけかなと結局声は掛けなかったのですが、スリ集団や強盗団から見れば格好のカモなので、もし今後欧州に卒業旅行などに出かけるような知り合いやお子さんがいらっしゃるようでしたら、スケジュールをチェックして、なるべく夜の移動はタクシーに乗るなどの自衛手段を取るようにアドバイスしていただけますと、こちらに在住している人間にとって心配にならずに済みます。
被害に遭ってからでは遅いので...。
そうそう、栗原はるみさんの料理本、世界一の栄誉に輝いたのですね。正直驚きました。大変喜ばしいことには間違いないのですが、個人的には彼女のレシピは品が良すぎて、かつ、手がかかりすぎるので、マジでこれを家庭で実現するのはしんどいなぁと思っていたものですから...。それに、本の中の料理はそれはそれは高そうなお皿の上に綺麗に盛りつけられているので、この雰囲気を出すにはかなりの経済的投資が必要などと下世話なことを考えたりして、そんな自分はやっぱり思いっきり庶民だなぁと思ったりしたものです。ちなみに彼女の料理本は、パリの書店でもかなり高い確率で見かけますので、その人気は本物ですね。
あと気になるところでは、あの幸田真音さんが、朝日新聞に先日少子化関係で書かれたものがありました。彼女の過去の経験を交えながらの働く女性への支援みたいなものが書かれていて、それはそれでもっともな話なのですが、あくまでもそれは彼女レベルの社会的な層に響く話であって、庶民レベルの話からの乖離がちょっと気になりました。
ライブドアの件は、あまりいい前例にはならないと個人的には思うので、どちらかと強いられればうまくいって欲しくない感があります。よく米国の例が引き合いに出されていますが、その後、どうもギクシャクというか、全体的に見てデメリットの方が多いようなので。
今の米国民を俯瞰して見た場合、とても幸せな人たちなのだとどうしても感じられないのです。
これはとても感覚的なものなのですが、どうも食文化の発展に乏しい国は最終的に好きになれないというか愛着が沸きません。もちろん映画や科学技術、また、その理論的な考え方や寛容さ、誠実さはかなり好きですし、一人一人個人的におつきあいする場合、欧州の人間よりもむしろ米国の方の方が好きだったりします。ただ、じゃあ、米国にどっぷり浸かって暮らしたいかというと、その気はまったくなかったりします。おそらく、衣食住への関心のなさが最終的にというか根本的に許せなくなると思うので。まぁ、その分のエネルギーが他のことにまわるのだと思いますが。
やっぱり、ゲルマンよりラテン気質が日本人は近いように思います。思いっきり主観ですけど。
ところで、貞子ちゃんと三田さんのところ、最近えらいことになってたんですね。
知らなかった...。
貞子ちゃんのエントリー http://diary.jp.aol.com/uvsmfn2xc/126.html
三田さんのエントリー http://blog.mita.minato.tokyo.jp/archives/2005/02/post_27.html
いったい何がどうしてそうなっちゃったんでしょう。三田さんてとてもまっすぐな方なんですね、おそらく。