「おっさんは検事?」 & 「はてなダイアリーのキーワード」

この年末年始、ブログ界隈いろいろありましたねぇ。
もう、自分の日記書いてる暇ないくらいに読むのも忙しくて。

特にマスメディア関係の方のブログが増えてきて、それぞれいろんな意味で盛り上がっていたようで。
現在も話題豊富な、ブログ時評さんとか、
現在公開停止中の素晴らしき世界 - livedoor Blog(ブログ)さんとか
記者さんつながりで、
http://blog.livedoor.jp/zentoku2246/さんに
http://blog.goo.ne.jp/tomo9041さん、
それに、
ネットは新聞を殺すのかblogさん。
ただ、秋頃に比べてなんか雰囲気というか風向きというか空気が変わった。

そして、いよいよ、週刊!木村剛さんに大きな変化ですか。
http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/post_13.html
一時はブログ&マスメディア論で盛り上がっていたようだったのですが...。

そういえば、うちでも11月の終わり近くに
健全かどうかは別にして、2ちゃんねるの方が - antiECOがいるところの中で、

健全かどうかは別にして、2ちゃんねるの方がどうも議論の場としてgeneralというかbiasが少ないように感じる、ブログよりは(笑)。
より、アングラ的というか匿名性の高い2ちゃんねるの方が幅広く多くの人間にとって参加しやすく、また、本音も出やすいということかなぁ?
どうも、ブログを健全な議論や世論形成の場とするのは、時期尚早もしくはかなりの修練が必要、つまりは時間が必要ということか。
切込隊長さんがキーとして掲げたモデレーター、スペシャリスト、ゲートキーパーだけど、モデレーターって大変そう。いわゆる事務局(secretariat)なしのchairって悲惨だもの。
それにface to faceと併用してやらないと感情的対立が期せずして発生した場合、収拾つかないだろうし。
情報のキャッチアップは2ちゃんねるや有料サイト、ブログは同好のコミュニティの乱立、そして、一部の優秀なモデレーターを有する公的もしくは商用的ブログの発展系って感じに機能分化していくのかなあ。もしかするとすでに手遅れかも知れないけれど。
カネになる情報や知識を提供できる人材をより安く囲い込み、サークルを形成した上で世論をリードするなんて、こっち(欧州)の日常的なリアルワールドと大して変わらないということかもしれない。

なんてのを書いたら、急にアクセス増えたりしてあせったりしたもんだ。
結局コミュニティですか、そうですか。でも、なんか寂しいですね。

木村さんは、

「Fireside Chats」さんが指摘された「検事の視点」と「弁護士の視点」という観点は重要だと思います。私は「ネガティブバトルからポジティブコミュニケーションへ」というポリシーでブログを展開していきたいと思っていますので、「週刊!木村剛」においては、「ブログ=コミュニティ」というスタンスに立って、出来る限り「弁護士の視点」でブログを続けていきたいと考えているのです。

と言ってますが、これは、切磋琢磨とかブラッシュアップというメリットをこの際あきらめ、ネガティブバトルともども批判的なものは受け付けないよと解釈していいのだろうか。
仮にそうとすると、今までどちらかというと、「切磋琢磨、ブラッシュアップ」型批判(とっても愛情たっぷりの暖かくて、そして手厳しい意見)を出してきたブロガーの中には、いよいよ、

こら大衆、なんか情報あったら持ってこいゴルァ!俺がうまく捌いてやるから。ただの石っころも俺らが磨いてやったら価値が出るぞ、さぁ、さっさと出せ。分け前くれてやる。

タイプだったんだという風に見切る輩も出てきたりして、余計に面倒なことになるんではないかと非常に心配になったりもするんですけどね、昨年の暮れ近くにもそんなような状況に陥ったふうに見えたブログがあったような、なかったような。

いや、木村さんにしても、マスメディア関係の人にしてもぎょろさんのエントリー(http://gyoro.info/gyolog/archives/2005/01/svcv.html)でも書かれているように、ホントその筆力にはさすがプロだと感服する。けどねぇ、コンテンツそのものとなると、どんなテーマでも分野でもこのネットの世界にはなんていうんでしょう、物凄いプロが潜んでいるようで、ちょっとその分野に足を踏み入れると大変ありがたいご指摘をきちんといただけてしまうとてもいいところだと思っているのですよ。ただし、コメント欄をきちんと設けて放置してあればなんですけどね。
コメント欄はそこの管理人にとってマイホームの一部である一方、書き込む側としては他人の家へ上がり込む訳ですから、家人がよっぼど無礼を働かない限り、客人が暴れ出すこともなく、そんなにしょっちゅう祭りが起こってる訳でもないようで。だけど、トラックバック合戦となると、そうはいかない。互いに自分の分身ですから、意見が合わなければ最初から激しいバトルとなってもしょうがないかと。
そういった点から言うと、モノログ横町なんてのが出来たときは、板スレなんかたてちゃって大丈夫なんだろうかと気が気でなかった年末でした。

<共通点あるけどまったく違う話>
日記型ではないブログの醍醐味って、自分の軸は明確にしながら、うまくコメントを受け入れて、よりよいものにしてしまい、また、自分の提案が基本的にダメダメ案で箸にも棒にもかからない様子だったら、潔くさっさと引っ込めてしまえばいいと思うんだけど、そうもいかない人も多いんだろうな、負け犬っぽくなっちゃって、イメージダウンになると。

<さらに違う話>
今、ブログで一番うまくやってるなぁと個人的に感じるところのやり方って、ちょこちょこっと自分の考えとか気になった事象についてアドバルーンあげてみて、その反応(別にコメントだけじゃなく、くいつき(アクセス数)とかどっから飛んできたか)なんかを分析しつつ、世論の動向なんかを探るなんてのには適してるっしょ、全然関係ない話題巧みに混ぜて深い意図ないっすよてな感じでカモフラージュしながらね。でも、なにがうまくやれてるんだ?
おっさんの脳は、「うまい!」って言ってるんだけど、理由を本人わかってない。まあ、そのうちわかるだろう。

じゃあ、おっさんのところは何だと言われれば、ここははてなダイアリー、日記でんがな、その日に、感じたこととか、気になったこととか、思いついたことを、忘れないように書きとめてるだけっすよ。

<まったく違う話>
そんなこんな考えてると、

はてなダイアリーのキーワードってすごい宝の山

かもなんて、突然思ったりする。
それぞれのダイアリーの生年月日わかってるからどの層がどのキーワードを頻繁に使用してるとかアクセスされてるとかその時系列変化だとかさ。
上昇傾向の初期状態の特徴の現れたキーワードがあったとしてさ、その直近にニュースタイトルとか雑誌で取り上げられたかどうかなどの特殊要因の要因分析することによりデータにスクリーニングかけて残ったやつなんかは、格好の週刊誌ネタとか雑誌ネタなんかにもなりそうだし。
テレビドラマの視聴率なんてのは結局結果論なんだけど、はてなキーワードでの登場&アクセス解析したら、視聴率今後伸びるかどうかとか、関心を持っている男女別地域別(確か郵便番号あったよね)年齢層とCMとのミスマッチとか結構わかっちゃうんじゃないの?
ダイアリーの誕生日といえば、例の住所騒動のあと変更可能だったけか???
え、ダメ?

(※頭の中の整理のために、書いて見たけど、全然ダメじゃん。こりゃ「ゲーム脳」ならぬ「ブログ脳」だわ。→とりあえずおいといて、後日きちんと書き直す予定。)