自転車

パリで自転車に乗る姿はあまり見かけません。自転車屋さんそのものもあまりないように思います。
当然ママチャリなどというものは皆無に近い状況です。
バイク自体も数は少ないです。
まあ、冬は寒くてバイクや自転車なんかに乗ってられるかなんてのもありますし、突然の雨も多いので、しょうがないかなあと思います。
但し、自転車競技はさかんです。
ツールドフランスの時期にはスポーツニュースで最も時間が割かれていますし、レース自体はフランスだけでなくスペインやイタリアなどでも開催されるので、半年以上は自転車レースのニュースとおつきあいすることになります。
ここで気になるのは、それではいつ自転車を覚え、いつ、競技に目覚めていくかということです。
どうも見ていると、みんながみんな自転車に乗るわけではなく、例えばオヤジが好きならば、小中学生のころからロードレーサーに乗ってツーリングを始めるようです。
サッカーも同様で、みんながみんなサッカーをするわけではなく、これも好きな子だけがやるという感じです。水泳も同じ感じですね。
まあ、何でもかんでも手を出すのではなくて、これと決めたらその道一本というようです。それが、哲学だったり、工学だったり、行政だったり、職人だったりする訳です。
それぞれ好きなもしくは家業の道を究めていくので、それぞれの世界は閉鎖的になりがちかもしれませんが、それぞれがしっかりと根付いているので、地力に勝るように感じます。
職業選択という意味では女性の方が自由なのかもしれません。