ちょっと待ってよ、勝手にブログをメディアにしないで

という気持ちになってしまいますねえ。

2004年 11月 23日 「記者ブログのルールとは」の続き

を読んでいると。少なくとも商用的なブログとごく個人的なブログは区別しておいて欲しいなあ。少なくともここ「はてな」はそれぞれ個人的な日記ということでやってるんだし。何でもかんでも新聞VSブログの議論に持って行かれるのはとても危険。
そんなことしてたら、セミプロみたいなのばっかりになちゃって、良識ある庶民の声はどっかいっちゃうんじゃないかなあ。
ちょっと近しい人に話すのは恥ずかしいけど、匿名性を利用してちょっと自分の考えや気づいたこと、生活の知恵や主張なんかを書いてみたりして、ひょっとしたら誰かが読んでくれて、さらにはコメントなんかがあると嬉しいなとか思っているささやかな楽しみ系の人も多いと思うんだけど。
それに、最近は飲み屋で知らない者同士口論になったりしてそれがちょっとした喧嘩になっただけで、逮捕だ訴訟だと昔よりはリスクが高くなってしまって、それも出来なくて悶々としている人もいるかもしれないし。
いろいろとみんな言いたいことがあるけど言えなくて、実はブログが社会のガス抜きの機能を果たしているかもしれないし。
最後の一節

▼新聞もブログも同じ、記者もブロガーも同じ
 こうしてみると、新聞に書くのもブログに書くのも心構えは同じであるべきだということが分かる。匿名ブログは本人を特定しずらいものの、法的手段を通じて本人の特定も可能。ということは実名ブログでも匿名ブログでも、記者ブログでも記者以外の人のブログでも、基本的には同じ姿勢で書くべきだと考えられる。

を読むと、ああ、このブログという場もリスクが高くてダメかと、やっと見つけた憩いの場所を去る用意を始める人も少なくないと思うのだけど。
人が集まるのに時間がかかるけど、去るのは早いと思うなあ。
それこそ、2ちゃんねるの各板じゃないけど、趣味嗜好の近い人々の会員制サロンみたいのがたくさん出来て、そこはちょっと閉鎖的で、そして分散していっちゃうと思うなあ。
少々性急過ぎませんかねえ。
粋とか洒落のきいた世界というのも人間必要だと思いますよ。
そこに正確性とか信頼性とか持ち出したとたんに無粋な話になってしまいますから。
日本のブログってもともとはそういうところでしょ。