カネが余ってるとか眠っているとかいうけれど

 なんなんだろう、マクロの話として、日本ではカネがだぶついてるとか、預金で眠っているとか言われていて、もったいないから上手に運用して増やしましょうとかいう話があったりする。企業の内部留保も多いとか。

 で、もし、上手に運用して増えたとするでしょ、そしたら、もっとダブつくわけですよね、カネが。だって、増えるわけだから。
 そしたら、さらに、増やしましょうとかいう話になる。で、増える、さらにダブつく。

 自分の資産を考えたときにね、例えば株、まあ安定株で長期保有するとする。国債でもいいかも。そうすると手元に残るオカネが減る。減れば心理的に大事にしとこうかなぁ、というよりも使えるおカネの余裕がなくなる。ってことは消費に回すおカネは増えない。というよりも減るかも知れない。だったら金融商品に手を出さすに、使った方がいいのかなぁなんて、ふと思ったりする。カネは天下の回りものだし。宵越しのカネはもたねぇなんて言えた時代がよかったのかも。だって、持たなくたって、なんとかなったのかも知れない、その頃は。(当然、例外もあるだろうけど。)3代目ですっからかんなんてのもよく聞いた話だし。

 金融商品の総額が増えれば増えるほど、景気は悪くなるのかなぁなんて思ったりして。いつ使うんだろう、老後?

 おカネに余裕がある人がね、えいやで一斉に10%消費を増やしたらずいぶんと景気がよくなる気がするんだけど。消費税が数パーセント上がるくらいだったら、その分以上に使うから勘弁してねとならないものかしら。