どうして住環境の話はあんまり話題にならないのだろう、少子化話で

首都圏、大都市に人口が集中する、特に若い世代。
よくて社宅や公務員宿舎など、もしくは賃貸アパート。

独身夫婦ならば1LDKや2DKクラスでOK。
でも、子供が1人出来ると、2DK以上に。
二人だと3DK以上。(子供が♂×2、♀×2なら2DKでもなんとか可。)
三人だと、4DK以上は必要だったりする。

すると、公団のマンションでも家賃相場は都心では10万弱→15万前後→20万弱へと。
それに、4DKなんて物件、少ないし。

共働きすればなんて話もあるけど、そうすると、通勤時間1時間超は厳しすぎたりする。
親が同じ都市圏に入ればヘルプも頼めるけど、そういう訳にもいかない。
晩婚化で、親も年寄りに、カネはあっても、肉体的ヘルプは厳しかったりする。
で、例えば都心の賃貸を検討すれば、4LDKは20万強。こりゃ辛い。

マンション購入を考えたって、収入を考えれば、平均程度の収入ならば、3LDKが限界。4LDKの物件に手を出すには例えば都心ならば、5000万強。どう考えたってしんどい。

なんて考えると、MAX2人、平均一人でも仕方がないかという状況。

ならば出生率は推して知るべしか。

このあたり、少子化対策の必要性を主張している人々はどう考えてるんだろう。
もちろん、3人以上子供がいる家庭は優先的に入居できるとか、各種補助がちょっとよくなっているけど、その前に一人、そして二人の壁は高いから、そこまで到達できないし、例え到達しても、補助があったって、苦しいよね、経済的にも、肉体的にも。近所のサポートなんてまったくないようなものだし、子供にやさしくない街づくり、そして、子供を優しく、そして厳しく見つめる大人の視線も少ないようだし、日本の場合。

出産率が高かった時代、団地暮らし、アパート暮らしは少なかったんじゃないかなぁ、人口の都市部集中は、団塊の世代が都市部に集中的に就職してからなんじゃないだろうか。それでも製造業が中心の時代は地方に工場もたくさんあって、一極集中といっても今ほどではなかったんだろうし。

じゃあ、どうすればいいか。こりゃダメか。