日本だけ、なんかYahoo!が違うってのは常識なのでしょうか?

 最近、ミュージックビデオに凝っていて、ネット上をうろうろとしていてふと気づいたこと。
 まずは、以下に、日、米、仏、西、伊のYahoo! MusicのURLリンクを並べてみる。
 米:http://music.yahoo.com/
 仏:http://fr.music.yahoo.com/
 西:http://es.music.yahoo.com/
 伊:http://it.music.yahoo.com/
 日:http://music.yahoo.co.jp/
 一目瞭然ですね、実はこの「Yahoo! Music」、日本を除き各国へは「music.yahoo.com」が一括供給、各国語版を用意しているようなのです。といってもインターフェースだけを各国版用意して中身は同じというのではなく、ビデオランキングなども各国ごとのランク、またミュージッシャンの顔ぶれも各国さまざまです。
 そして、楽しいのは、300kながらも、最近ビデオを含めたミュージックビデオのストリーミング配信、もちろん視聴とかではなく、フルバージョンです。
 現在、スペイン、イタリア、フランス、米のいずれの国でも大人気なのが、「Shakira」、今、フランスでも、彼女の新曲「Don't bother」はヘビー・ローテーションだったりします。(彼女の魅力は、いずれまたの機会に。)
 ところで、この「Yahoo! music」、当然iTuneのようにミュージック・ダウンロードも出来るのですが、「iTune」では聴けませんと、対抗心丸出し。それよりも注目なのが、先日ナップスタータワーレコードが一緒にやりますと言った定額制の聴き放題、ダウンロード販売をすでに始めているという点。
 米国では、月4.99ドルで無制限。http://music.yahoo.com/unlimited/
 iTuneとの比較表なんてのまで出す挑発ぶり、さすがYahoo!です。MTVも一枚噛んでいる様子で、今後楽しいことになりそうな予感。パソコンへのダウンロードへは無制限ながら、携帯プレーヤーやCDなどに焼く場合は0.799ドル/1曲というのが、iTuneと微妙に差をつけているところが微笑ましいですね。
 
 で、本題なのですが、このサービスを利用する場合には、Yahoo! IDが必要なのですが、このID、どうやら日本のもの、つまり、Yahoo! Japanのものだけが使えない。どうやら、Yahoo! IDは、日本を除き共通なのですね。これは、新たにYahoo! IDを当該サイトで取得しようとしたときに、「Please select prefered content」というプルダウン選択の欄があって、ここで、「お好みのLocal Yahoo! site」を選ぶことになっているのですが、この21種類の選択肢の中に見事に日本はなく、とても寂しいものを感じてしまいます。
 
 音楽の話に戻れば、日本で異様にiTuneとiPodの人気が高いのも、このような環境の違いがあるからかなぁなどと思ったりします。
 
 そうそう、米国サイトではYahoo! IDを取得しないとビデオを見ることが出来ませんが、フランスやイタリアサイトは、IDなしでもビデオ視聴できます。Shakiraの「Don't bother」必見です。(マドンナのピンクレオタードもいつでもどうぞ。)