一部で夜間外出禁止令も出されるようですけど
相変わらずパリ中心部は静かです。
警官の姿もあまり見かけませんし。テロ情報があった場合の自動小銃を抱えた方々の姿があちらこちらに見えた時の方が恐怖と不安を感じるものですが...。
日本の論調は、どうしても移民同化とか文化、民族、宗教的対立みたいな構図を強調させたがる傾向にあるようですね。
まぁ、おそらく私も日本に居たときならば、「非常事態宣言」とか聞いたら、こりゃ大変そうだと思ったりしたと思うのですが、実際こうやってその国で暮らしていると、非常事態を実感しないものですね。街はいつもどおりというか、彼らがパリ市内に繰り出していない分、いつもより落ち着きがあるようにも感じられます。
知っておいて頂きたいのは、騒ぎを起こしているのは、北アフリカ系、アラブ系二世、三世といってもその中のごく一部であり、全体として蜂起しているわけではないようです。そして、民族的にも宗教的にも支持されているわけではなく、むしろ迷惑に思う人々の方が多いということです。(自分たちの車だけではなく、幼稚園や学校、店などを燃やされてしまったりしているのですから。)自分たちとは違う民族、違う宗教の人々を狙っているのではないのです。
今後出されるであろう外出禁止令も対象が18歳以下だったりします。
中学、高校、大学に通う連中を見ていると、実にさまざまなルーツを持つだろう連中が集団になって人生を歩んでいる様子に出くわします。小学生から社会人まで多くの世代をカバーした地域のサッカークラブにも、いろいろな人々が参加しています。
もちろん貧しい家庭もあり、洋服を寄付したり、チャリティをしたりして助け合ったりもしています。
日本人ではあまりなじみのない会話ですが、あなたのoriginはと聞けば、父型は○○系△△人、母は◇◇と××のクオーターなどなど、まるで馬の血統を聞くような話の方が多かったりもします。だから、完全な日本顔の私に対して明らかに西洋人顔した連中が平気で道を聞いてきたりします。
顔の違いじゃなにも判断つかないのです。アジア顔で生粋のフランス語を話す奴もいれば、目が青くても片言のフランス語しかしゃべれない娘だっているのです、普通に。
なので、移民やイスラム教にことさら言及しているのを見かけると、正直いらだちを感じます。
鳥新聞さんの���V�� / �n�g�̎U�� / �t�����X�̖\��のように取り上げていただくと、ほっとします。