円独歩安らしいですが...

1ドルが117円、1ユーロが141円ということで、確かに円だけが安いですね。

1、2ヶ月前に、BBC worldで為替将来展望みたいなのをやっていて、その時、今後半年は1ユーロは145円から160円くらいではないかなどというのを聞いたときには、いくらなんでもそれはどうかと思ったりしていたのですが、じわじわとそういう水準に近づいてきているようで、どうなんでしょう。
 
共同通信の今日の配信のニュースでも

【ニューヨーク3日共同】欧米と日本の金利差拡大観測を背景に、外国為替市場で急速に円安が進行している。2日のニューヨーク市場の円相場は一時、1ドル=117円目前に迫り、2003年9月中旬以来の安値水準で推移し、対ユーロでも昨年末につけた最安値に迫る独歩安。
 市場では「年末までに125円まで下落する可能性もある」(大手邦銀)など一段安を予想する見方が大半だ。

といった感じで、1ドル125円、1ユーロ150円前後という予想も想定範囲内なんでしょうかねぇ。
 
年末を迎え、仕送りに頼る留学生の方々にとってはこの円安は痛いことと思います。もちろん円建てで給料をもらっている社会人にとっても厳しいですが。
 
今後円安が進むと、日本の旅行業界や航空会社にとっても厳しい状況となるかも知れません。そうでなくても、JALに関しては、

JAL赤字転落、トラブル続きで客離れ…9月中間決算
 日本航空の2005年9月中間連結決算が、税引き後利益で赤字に転落することが2日、明らかになった。中間期での赤字は2年ぶり。赤字幅は100億円規模に達する見込みだ。
 燃料油価格の高騰によるコスト増に加え、相次ぐ運航トラブルで、繁忙期の夏場の旅客収入が伸び悩んだためだ。日航はこれまで2006年3月期の税引き後利益を170億円の黒字と予想してきたが、今後の燃料油価格や旅客収入の動向によっては、通期で赤字となる可能性がある。(読売新聞)

といった報道もありましたし。
ところで、この文中、燃料油価格の高騰によるコスト増とありますが、国際線に限っては、燃料価格上昇に伴う料金を別途最近は徴収していると思うのですが、あれではカバーしきれないということでしょうか。それ以外の要因が大きいような気がしないでもないのですが。パリでもなんかトラブルがあったようですし...。
 
ふと、思ったのですが、最近日本の平均株価は上がってはいるのですが、あれを、ドル建てやユーロ建てで見た場合、どうなんでしょうか。特にドルベースに換算して時系列に並べてみると興味あるデータが得られるかも知れませんね。
 
私個人的には、ユーロ高の場合、気分的にはエウレカセブンのDVDを入手しやすくなるので、ちょっと考えちゃったりしています。まぁ、しばらくは、日本のものを買うときにはユーロ決済のカードを使うということでしょうか。

<追記(11月5日)>
株価の件ですが、早くも時系列に並べた方がいらっしゃるようですね。
404 Blog Not Found:株高も中ぐらいかな円安で
どちらかというと、
 
外資金で日本株を調達されている方にとっては、そんなにおいしい状況でもなく、今後も円安が続く状況ではうまみどころかリスクもあって、もうちょっと(株価が)上がってくれないことには利益確定売りにも入れないといったジレンマを抱えているのが、日本の株式市場にとっては結果ハッピーな状況になっているのではないのかなぁ
 
という漠然とした感じを私個人的には抱いているのですが、どうなんでしょうか?
 
ずぶの素人の戯言ということで一つご容赦を。