わがままなヤツばかり

この時期、欧州各国はどこかの国がお休みだったりして、なかなかキープレイヤーとのコンタクトがはかどらない。
 
ちょっとみんなで会おうよなどと呼びかけても、
 
「今週末はいません」という輩がいるかと思えば、「来週はおらん」という輩もいたり、
 
やっと候補日を見つけても、
「ああ、その日はダメだ、久々にオフィスに行かないと」とか
「家族サービスそろそろしないとねぇ」とか
 
最悪のケースは、
「1ヶ月ほど留守にします。そして夏は2ヶ月ほどバカンスです。」という不在通知メールだ。
 
そりゃ、永年勤続20年で、1ヶ月のバカンスオプションが与えられているからといって、何この時期休むことたぁないだろうと思ったりもするが、まぁ、観光には最高のシーズンだものなぁ、さぞかしリフレッシュすることでしょう。(調整する方の身になれ! ぅきぃぃぃっ!)

なので、そろそろ逆切れ、ちゃぶ台ひっくり返しをしようかと思っている今日この頃。
 
はて?、思えば自分のまわりの外人って、ずっとひとっところで働いている気ガス。
気のせいか? いや、そんなことはない。
オタワで会ったオヤジどもとも、そういえば、バカンスオプションの話をした記憶がある。
例のオバサマ軍団も、ずっと同じところにいる。
 
そして、やつらみんな、体もでかいし、態度もでかい。(←さすがにこれは関係ないが、あのでかさが妙にむかつくときもある。しかし、反対に妙に小さい外人もヨーダみたいで、侮れないし、不気味な存在、それに、とてつもなく賢いのが多かったりする。)
 
どうやら、流動化しないから強い世界というのがあるらしいというか明確にある。

経営者嗜好のある人は別として、腕に技術を持っている連中は、滅多に動いたりしない。
動くといろいろ契約に制約が生じて面倒だし、動いたら上司どころか同僚、手足を失うことになる。 
自分のすべきことを行うために、よりよい環境を作り上げる努力をするわけで、一度作り上げたチームをぶち壊すほど皆暇ではないようだ。
 
そうそう、それと、日本を振り返って不思議だなと思うのは、中規模以下の企業ならともかく、なぜ、大企業が人を採用する際に、社長面接とか重役面接まで行うのだろうか。
 
今、どのチームにどんな人材が欠けていて、どのような人物を採用すればよいかなどということが、そのクラスに分かるのだろうか?
官公庁において、大臣面接とか知事面接やってるなんて話は聞かないが???
 
また、話がそれた。

とにかく、アホみたいに自分のせいじゃなく忙しいときには、一度その作業は放り投げてしまおうというお話でした。
 
それと、欧州人にとっては、
夏のバカンスは当たり前の行事であって、
最も重要視しているのは、

春のバカンス

であるということを知っておいていただけますと、後々お役に立つ日が来るかも知れません。
 
ところで、ドラゴン某にはまってるそこのあなた、あんな教師たち、身近にはいないだろうに。
目の前の勝利への近道にように見えるかも知れませんが、人生という長い道のりでは、どうかなぁ???
「学究」という言葉が持つ意味が、最後にはかなりの説得力を持って自分に襲い掛かってくるぞー、なんてね。