最高気温0℃の日々

急にフランス全土で寒さが厳しくなってきた。
この時期にフランスにいらっしゃる方、はっきり申し上げてハズレです。
寒いととっても疲れます。
最高気温0℃、最低気温−6℃とのことです。
話は変わって、そういえば、久々に中村江里子さんを見かけました。
ベビーカーを押してちょうど私が所用を済ました場所と入れ違いのようだったのですが、お子さんはすっかり眠っていたようです。うわぁ、かわいい!という程ではどうやらないようです。
中村さんは少々お疲れの感じがしたのですが、実際のところいかがなのでしょうか。
まあ、外気温は昼間にもかかわらず氷点下だったので、誰もが歩くのすらしんどい状況だったのですが。

ところで、そろそろプレスもオープンになってきたようなので、今日もダ・ビンチ・コードのお話について少々。

原作の方は毎日1人は地下鉄の社内で読んでいる人を見かけます。今、パリでおそらく最も人気のある本ではないでしょうか。
宗教的背景についてはもちろん賛否両論あるところですが、かといって、いきなり登場した説でもないので、どうやら酷い拒否反応が出ているわけではないようです。キリストをどう捉えるかについては、今後も議論が尽きることはないと思います。まあ、この原作を読む前でも読んだあとでも構いませんので、歴史としてのキリスト教について、さらっと調べてみるとこの原作の面白さに変化がでると思いますが。

さて、暗号解読官ソフィ役はオドレイ・トトゥに決まったようですね。
アメリのお嬢さんですね。最近ではジャン=ピエール・ジュネ 監督の、「ロング・エンゲージメント」に主演しているのですが、この作品かなり好評のようです。
ジョディ・フォスターが久しぶりにフランス語で出演したようで、彼女の流暢だったフランス語のその後も気になるところです。
話は戻ってソフィ役ですが、ソフィつながりでソフィ・マルソに決まるよりはいい選択かなとも思いますが、もう一人の候補の方がかなりおきれいだったのでちょっと残念ですね。ただ、日本での興行インパクトを考えればおそらく正解なのでしょう。

とにかくこの原作、ほとんど女性が出てきません(教会の修道女、英国の書士さん、と、あとはブローニュの森の娼婦くらいでしょうか)ので、本当に紅一点ですね。

ところで、ブローニュの森のシーンと貸し金庫のシーンがどんなものになるか、いまからちょっとワクワクしますね。ただ、おそらくエンディングの変更は難しいでしょうから、実際映画を見る際は、この先どうなるんだろうというドキドキ感よりも、このシーンはどんな感じにするんだろうというワクワク感で見るのが主流になりそうですね。
パリ在住者としては、それはちょっといくらなんでもやりすぎだろうくらいの演出を期待したいところですが、脚本と監督がどうもマジメな方々なので、映像美と小難しさ満載の映画になる可能性が高いところがかなり心配です。
でも、まあ、トム・ハンクスジャン・レノオドレイ・トトゥと遊び心満載の芸達者が揃ったので、監督抜きでも行けちゃいそうですが...。アンソニー・ホプキンスさんあたりに例の貴族のおっさんをやってもらうと一層期待感アップなんですけど、おそらくあの役がこの映画の命運を決めそうなので、最後までなかなか教えてくれないかも知れませんね。

ということで、とっても忙しいので、また明日。お休みなさい。