新聞ねぇ、教育ねぇ

小学生の頃、親父にNHKのニュースを見ないような奴はろくなものにならんとことあるごとに怒られた記憶がある。その「ことあるごと」とはコント55号の野球拳やドリフ、仮面ライダーデビルマン、さらにはキューティーハニーなどを夢中になって見ていたときだ。
中学生の頃、親父に新聞を読まないような奴はろくなもにならんと激しく怒鳴られた記憶がある。少年サンデーやジャンプを読みふけり、ビートルズやキッス、ベイシティローラーズやクィーン、さらにはオリビアニュートンジョンなどを聴いていたときのことだ。
高校生の頃、天声人語や社説を読まなかったり、その英語版の理解も出来ないような奴はろくな大学に入ることなどできないと厳しく叱責された記憶がある。
その頃の愛読書はポパイやぴあ、ホットドッグプレスビッグコミックスピリッツだったし、代ゼミに行くと言っては六本木のディスコ、自由が丘や原宿・代々木周辺の当時はおしゃれだった店に入り浸っていた。
一方で、ヤンキー全盛期だったから、白装束や黒装束で釘バット持った連中が夜中に徘徊してたのもこの頃だ。族の集会も毎週のようにあった。
そして、おそらく自分のまわりにいた連中も似たり寄ったりで、新聞を習慣的に読むような奴はいなかったように思う。
そしてそういう連中が、実は今の40代だったりして、そろそろ世の中で偉そうなことをほざいていたりする。
当時新聞なんか読んでたら、ちゃらい女だけでなく普通の女からも気持ち悪がられた記憶がある。
世のおっさんやおばさん方、マジで若い頃新聞読んでたのかい?
ゆとり教育がどうだとか、学力が低下してるとか言ってるけど、今の30代の連中の時なんか、校内暴力全盛期でバイクが校舎内を走ってたりしたんじゃなかったっけ。積み木崩しはどこ行った?
それとも、その頃の事はみんな忘れてしまったのかい?