この前河野太郎代議士について書いたことの続き

前回の内容は、id:antECO:20041117#p3に。
そのすぐ後で、環境税関係の話が、

http://www.taro.org/ml/mailmagazine/index.php?mode=day&log=200411&date=17#no159
http://www.taro.org/ml/mailmagazine/index.php?mode=day&log=200411&date=17#no160

と、続けざまに出た。
ふーん、環境省の案は「環境税もどき」案と言い切って、だめ出ししてるんだ、河野太郎代議士も自民党環境部会も。
だとしたら、その案で議論させられた税調の方々はかわいそうだよなあ。どうしてこんなことになってるんだろう。なんで環境省がプレス発表する前に部会で揉んでおかなかったんだ?それとも揉んだんだけど、各方面の評判があまりにも悪かったので、環境省のせいにして、部会は知りませんでしたとやってるの???謎だ!
やはり腑に落ちないのは、なぜ「環境税」が必要なのかについては、まったく触れられていないこと。なぜ、その核心の部分を説明しないんだろう?それじゃあ、ダメじゃん。
ところで、自民党環境部会はいったいどんな案を作り出すつもりなんだろう???
どうもエネルギーはやばいから、流通製品をターゲットですか?
地球温暖化だけじゃあもたないなんて言ってそうだもんなあ。
環境に悪影響を及ぼすおそれのある製品はすべからく課税をなんて言い出したらそれこそ末期症状ですぜ。対象製品の定義と裏付けデータなんてことやり始めたら、何年かかるのやら...収拾つかないんじゃないかなあ。それにかかる人件費や調査費を節約した方がよっぽどよかったりして...。
ゴミが多くでそうな製品は消費税+割り増し税なんてなったら実現するのにどれだけの人が頑張らなきゃならないのだろうか。
それにしても、何が環境によくて何が環境に悪いかなんて今すぐに判断できるのかしら。先進国の人間だけで苦労して節約するだけで本当に効果あるの???
本気でやるならODAとか関連ある事業全部並べて整理しないといけないんじゃないかなあ。この分野、日本だけで頑張るよりアジア地域全体の排出ガス削減を目指した方がどうしても効率的なんじゃないかと思う。だとすれば、それらの国に削減技術や設備を安く整備して、見返りに排出権買った方がいいんじゃないのかなあ。その整備に必要な費用を環境税で調達しなくてもねえ。もっとうまい方法あるんじゃないのかなあ。
理屈抜きの環境税ありきはなんかうさんくさいなあ。
採算のあうリソースの使い方をお願いしたいものです。
それにしても、やはり中国のことは触れないなあ。