ふと思ったこと。民族ってやつで。

 日本ってほんと話題が豊富。フランスは毎日そんなに騒がしくないっす。思い出したように次期大統領がらみでサルコジおじさんが登場するけれど。
 それと、スカーフ禁止がらみの話、どうして日本でこんな話題に食いつくかなあ。だいたい書いてあることいい加減だし。
 日本のマスゴミもフランスが世界で最も多民族が集まっている国家であり、また、信教の自由が守られているところだということぐらい知っているはずなのに。
 もう少し法律の趣旨を理解して欲しいものだ。
 あれはスカーフだけをねらい打ちしているのではなく、せめて子供の時は、民族や宗教を意識せずに一個人同士のふれあいを重要視しているものだ。どうしても、見た目がそうだとそれだけでグループ化したり対立したりするケースが多いと聞く。
 日本風にいうと裸のおつきあいをしましょうといった趣旨で、それ以上でもそれ以下でもない。
 自分の信じるものだけを主張し、相手を認めず意地を張っていると、この国で生きていくことはできない。その意識を芽生えさせるためには、宗教的な衣服は弊害こそあれ、よいことはなにもないようだ。
 そんなこの国だから、ゲルマンもラテンもアラブもユダヤもアジア系もアフリカ系もみんな共存しうまくやっていることを知って欲しいが、こればかりは経験しないとわからないだろうなあ。