ブックマークという悪循環

 
はてなブックマークについて思うところがあって書いたことが、そのはてなブックマーク人気エントリーの上の方に掲載されるという悪循環。(はてなブックマーク - 唐突ですが、はてなからの脱会を真剣に考えています。 - antiECOがいるところ
 
いや、読んでブックマークしていただいた方に不満があるのではまったくありません。
 
ただ、以前から書いているように、
 
①自らブックマークを見に行かないと、その状況(=悪い言葉、いやネガティブな捉え方をすれば晒されている状況)に本人が気づかない。
②そこに付されたコメントについて、本意とちょっと違った捉え方をされていたりした場合、コメントバックしたいという欲求にかられた場合でも直接そこにそれが出来ない。
③どうも、作者と読者に立場が別れてしまい、コミュニティへの同居感が喪失された感覚を抱く。

ことから、(はてなブックマーク自体)私個人にとって割と精神衛生上よろしくない。
 
これは、このはてなのサービスに参加している人に検討すべき点があるのではなく、サービスの環境を提供している側によってのみ対処が可能なことにもフラストレーションが溜まる。
 
例えば、id:ululunさんの「[はてな]問題点だとは思うけど、はてなを辞める理由になるのかなあ?」や、id:suiseiuさんの「その問題と脱会は別問題じゃないかなと思ったり。」というコメントについては、
 

「今の投げ銭システム」をはてなダイアラーは拒否できない以上、
 
(法的な面を含めて)これをどう扱って良いかわからぬ投げ銭を受け取りたくなく、
 
また、(はてなダイアリー以外の)他のはてなのサービスに興味のほとんどない私は、
 
この状況を脱出するにははてなを脱会するしかないと考えているが、
 
これまで1年近く書き続けてきた、つまりはかなり慣れ親み、(自分では財産だと思う)決して少なくないこれまでのエントリーを(リンク情報を含め調整しながら)移行するエネルギーもバカにならないななどと
 
うだうだ悩んでいる状況にあるのです。

 
という説明をここでしたとしても、果たして相手に届くのかなどと考えて、また、ストレスが溜まったりするわけです。
  
前のエントリーでは、投げ銭システムのリスクについて触れました。(注:「リスク」という言葉に誤解が生じないように明示しておきますが、それは「危険性」裏返せば「安全性」を示す言葉であって、すなわち危険の大小を示す言葉として使っていません。為念。なので、「リスクがない」「リスクが小さい」「リスクが大きい」などと使います。)
 
今の時点において、このシステムについて、
 
ユーザ側がそのリスクを判断できる材料が揃っているか、もしくは、そのリスクについてサービス提供側が熟慮を重ねてユーザに対して情報提供を行っているか?
 
という点において、はっきりしない状況にあるのは私個人は歓迎しません。
 
リスクゼロでは新しいことは出来ないよとか、そういったリスクゼロのシステムをユーザ側が選択すればいいではないか。
 
という反論も想定できますし、あって然るべしだと思いますが、
 
そのリスクを納得もしくは回避する手段は利用者に対し提供されるべきですから、その回避手段が脱会しかないのであれば、そうするしかないと思っています。
 
リスクの管理、リスクへの配慮をどうするか、危機回避にどれだけのリソースをさくかについては運営企業に委ねられるところではありますが、そのバランスが今の私の感覚での許容範囲からは既にはずれてきていると言えるかも知れません。
 
 
一方、感情的にも、

はてなブックマーク投げ銭システムの品揃えの大半がはてなダイアリーのエントリーである、つまり、飯のタネをダイアリーのエントリーに頼るシステムが、ダイアラーに配慮の欠けたものであるように少なくとも私には感じるこの現状には大いに不満があります。
 
ダイアラーを大切にせず、利用するだけですか?と問いたくなるのです。
 
「人気のエントリー」や「注目のエントリー」を示すということは裏返せば、「不人気のエントリー」や「注目されないエントリー」を示していることにもなり得るし、それは自らの飯のタネについてもランク分けしてしまいかねないということなのですが。
 
なので、大変残念ですが、まずは、このエントリーをもって、新規エントリーはしばらくお休みです。