「まったく30代の日本の若造は」と言いたくなった時
とある日本料理店でのこと。
久しぶりにランチでもと思って、ちょくちょく行く日本料理店へと行ったときのこと。
カウンターの席にのちょうど横に3人組の日本人客が。
一人は30代前半男性、そしておそらく40代の女性、さらには50代後半から60前後くらいの男性。
まぁ、昼間っから酒をかっくらって顔は赤くなるは饒舌になるわとしょうがないなと思いつつ、昼にランチで軽く飲むのはこちらでは普通なので、まぁいいかと思っていたのだが、声が大きいもんだから、聞きたくなくても耳に話が飛び込んでくる。
どうも30代の男性が接待をしている側で、残りの二人が接待をされている側の様子。
おじさん「昨日のレストランはおいしかった。ところで、あそこでのディナーとなるといくらくらいかかるの?」
若い男「三つ星ですからね、一人数万円します。でも、今回お奨めしてる投資をすれば、屁みたいなもんですよ。昨日のは私のポケットマネーから出てますけど、たいしたことないです。」
おじさん「具体的にはいくらなの?今後の参考のために、聞いておきたいなぁ。」
若い男「いや、全然たいしたことないですから。それよりも、今度、なじみのワイナリーにご招待しますよ。買い付け話もそのときにでも。」
と、ずいぶんと景気のいい話が続く。
って、おい、そこの若いの、いくら日本料理店だからって、肩肘ついて飯を食うか?
そんでもって、まわりに一声掛けずにいきなりタバコ吸い始めますか。
そのお行儀で三つ星レストランにいったの?
この時点で、私のランチは台無し。
そのうち、どうやらこのグループの食事はお開きになったようで、お会計タイムに。
おいおい、若い男とおっさんがどっちが払うかで揉めてるぞ。
とちらっと見えてしまったカード。
おまえ、景気のいい話をしている割に、使っているカードはそれか???
よくわからん。
結局、おじさんはこの若い男の申し出をしっかり固辞し、どうやらこのおじさん持ちとなったよう。
酒のかなり入った若いの、トイレへ向かう。
その間に、おじさんと女性の会話が聞こえてくる。
やはり、このおじさん、この若いのにいい印象を持っていない様子。
まぁ、当たり前か。ボロ出し過ぎ。
人生先は長い。しっかりと修行してくださいな。