ニートの定義ねぇ

定義が異なれば、対象となる人数は異なる。
定義が異なれば、検討すべき内容が異なる。
定義が異なれば、検討の結果、講じられる対策が異なる。
当たり前のことと言えば、当たり前のこと。
  
しかし、肝心なのは当事者。
自分をニートだと思っている人はどれだけいるのか。
つまり、どのような定義をしたとしても、その対象となる人々に将来働く意志があるかどうか、そして、働かせるべきかどうか。
 
働きたくても働く機会のない方々が、15歳から34歳以外の層にいる。
働く意志のない15歳から34歳がいる。
 
ところで、既婚者でかつ家事をしていない人というカテゴリーも何を持って、「家事をしていない」とカテゴライズしているのだろう。親と同居して、親が家事をしているのだろうか、それとも、パートナーが家事をしているのだろうか?
そして、この場合、どのような対策が有効なのだろうか?働くことを期待するのか、家事をすることを期待するのか、それとも、子供が生まれることを期待するのだろうか?
 
そして、「家事手伝い」。
昔から、「花嫁修行中」とか「家事手伝い」というのはあったけど、なぜ、今、ニートとして扱う必要があるのだろうか?
 
なにか釈然としない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000011-yom-pol
 
若者の人間力を高めるための国民会議」の「人間力」ってのもどのように捉えればいいのか悩ましい言葉だ。