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妊娠初期のHIV抗体一次検査、疑わしいと判定された人のうち、マジで陽性の人は4-10%で、残りは結果陰性という話。

検査漏れを防ぐために一次スクリーニングの目をきつく絞れば、科学的には仕方のない話。

が、当事者からすれば、大変なこと。出産そのものをあきらめたり、母子感染を防ぐため帝王切開を覚悟したりなどだけでなく、夫婦でこのような結果に対峙せざるを得ない状況となったときには、いろいろと問題が生じる可能性もある。また、感染経路なども調べる必要が。心当たりがあろうとなかろうと、精神的苦痛が生じる。最終的に陰性とわかっても、その間の葛藤は大変なものだろう。
これが検査の精度維持とのバランスで許容可能なものかどうかという話。

少なくとも一次検査と確認検査でワンセットという認識を妊婦さんに如何に認識してもらうかにかかっているだろう。
といっても、1/10の確率というのは非常に微妙な数字。考えさせられる。