朝食

フランスの星3つ以下のホテルでの典型的な朝食が、クロワッサンと、バゲットパン・オ・ショコラとドンブリ級のカフェオレだったりするが、星4つ以上になると、いきなりコンチネンタルスタイルのビュッフェ朝食だったりすることは以前に書いた記憶がある。
そんなことを思い出しながら、はて、日本のホテルの格付けと朝食ってどうなっているのやらと不思議になり始めた。
日本のホテルって格付けありましたっけ。
まぁ、外資系チェーンホテルだったり、オークラとか東急とか、航空会社関係とかだとまあまあ4つ星クラスかなとか思ったりするんだけど、こういうところは確か、食事処の料金が超高級クラスに味や質とは関係なくなっちゃったりしてて、それが外人に日本の飯は高いなどという大いなる誤解を与える根源だったりすることもふと思い出した。カレーライスやうどん、そば、お茶漬けなんかが2000円を遙かに超えたりするとやっぱりきちっしょ。そういうことやってるから観光客増えねぇんだなんて文句を言いたくてこれを書いている訳ではなく、そうそう、格付けの話だった。
特に旅館なんて、皆目検討もつかない。よくお宿紹介に、風呂とか食事とか部屋とかいろいろ書かれているし、申し訳程度の写真なんかもあったりするが、これが、まったく当てにならないし、特にそれを頼りに泊まったりしても、その宣伝の巧みさに妙に感心しつつもむかついたりしていた記憶が実に鮮明に蘇ってきた。
いくつかこれはという宿を知っていないわけでもないので、そういったところはどんな感じで宣伝しているのかをかつて聞いてみたことがあるのだが、いずれも同様に宣伝なんぞおつきあい程度でしかやらないという素っ気ない回答だったのだが、それもそのはずそういった宿はリピート率が高く、また口コミで客が増えることはあっても減ることはないので、ってことはそれだけはずれの宿が多いということでもあるのだろう。
じゃあ、ネット上でいろいろ情報あるけどあれはどこまで使えるのか、ことさら海外にいるとえらく気になったりする。
例えば、外人の同僚にどの宿がいいかなんて聞かれた日には、名人残り時間あと5分ですぜ、長考もいい加減にしなさいなんて教育的指導入れられそうになるくらい、答えがなかなか見つからなかったりする。日本にまで行って、朝飯に洋食食いたくないなんてぬかしやがる奴も増えてきて、ほとんどいじめの世界だ。
ということで、朝和食が食べられる、190cmクラスの外人が窮屈だと感じさせないベッドサイズで、3つ星クラスの都心の宿ってことで、すぐ答えが出せるプロな方いますか?