木村剛氏お気に入りの「BLOG of the Week」の選び方っていやらしい?

先に掲げた、「いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」」も、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」もどちらも、木村剛氏お気に入りとして最近選ばれた。
そして、「ネットは新聞を殺すのかblog」さんはブロガー新聞一日編集長を務めている。
木村剛氏はどうも刺激の強いブログがお好きのようですねえ。
ただ、これらのブログを積極的にお奨めする意図はどこにあるんざんしょ。
これらのブログが荒らされたときにはいろいろとお助けしてるんですかねえ。
いずれもつっこみどころ満載だし。
まさか、確信犯的にこれらのサイトを晒しているなんてひどいことはしていないんでしょうねえ。
いったい、庶民の味方なんだか、官僚のまわしものなんだかわけがわかりましぇん。
「一般庶民って、官僚のことこんな風に捉えてるんですぜ」とよそのブログを利用して煽っているのならば、かなりたちの悪いお方ということになるんだけど...。
そうそう、「いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」」さん、国家公務員共済の謎10(http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/bea4b37db7b70cc3cc1364aa61f164d1)での以下の部分、かなり財務省さんを攻めているようですが、ちょっと無理があるんじゃないかなあ、どのご指摘も。

1.「国家公務員共済組合連合会医療施設費等補助金交付要綱」(以下、交付要綱とする)は財務省所管の法令に相当しますか?法令データベースには見出せませんでした。
2.交付要綱は法令ならば何に(法律、政令、省令、告示等)該当しますか?あるいは通知・通達等に該当しますか?

○ 「国家公務員共済組合連合会医療施設費等補助金交付要綱」は法令ではなく、通達に該当いたします。

という財務省の回答に対して、

第一に、「国家公務員共済組合連合会医療施設費等補助金交付要綱」が法令や通知・通達データベースで検索できなかったことです。無いと言うことは何か隠す理由でもあるのかな?って人間思いますよね。

と注目ポイントとして掲げていますが、法令の定義を再度調べられた方がいいでしょうねえ。通達は間違いなく「法令」ではないですからねえ。
それと、「通知・通達データベース」っていったいなんでしょう?
具体的にそれが何であるかを参考までご教示願いたいですねえ。
次に、

交付要綱の発効はいつからか?に対して、向こうの答えは「各年度初に発効します」だと。ボケかすーーー。バカもいいとこ。こっちをなめてるな、はっきり言って。
予算執行は年度ごとに決まってるだろ!!そんなこと聞いているんじゃない。昭和何年何月とかに決まってるだろーに!!

とお怒りのご様子ですが、ご指摘のとおり、予算執行が年度ごとであるが故に、「各年度初に発効します」が正しい回答なのではないでしょうか。予算執行が継続するようならば、ご期待の回答が得られたのではと思うんですけどねえ。まあ、ご希望であれば、この通達の開示請求なんて手もあると思うのですが...。
そして、途中にもいろいろありますが、かなり終わりの方のこの部分、

そして極めつけの致命的ミスが出た。こんな所でボロ出すとは、財務省はバカで浅はかとしかいいようがない。答え考えたのは誰だ?第7条第2項規定を適用しなかった理由が次です。

「ご指摘のような条件を附したことがなかったのは、当該補助金国家公務員共済組合連合会の行う医療事業に対してのものではなく、医療施設の整備事業等に対しての補助であることから、その整備事業等に相当の収益が生ずると認められる場合でなかったためです。」

読んだ時すぐに閃きました。要は、医療施設整備等の事業内容そのものに収益があるわけではない、ということが向こうの言い分です。ところが第7条第2項規定は「補助事業者等が相当の収益を生ずる」という条文なのです。これは事業内容ではなく事業者つまり人です。法人でもいいですが。私はブログ書くために、今まで何度もこの条文を読んでいたし、書いてたからすぐに気づきました。
やったー!って叫びました。同僚には笑われたけど。

あのー、「整備事業等に相当の収益が生ずると認められる場合でなかった」ということは、その事業主体である事業者等にも相当の収益が生ずるかどうか認められないということになると思うのですが。事業等の収益なくして事業者等の収益が得られるなんてそんな不思議なこと起こるわきゃないでしょう...。
 ところで、今回「週間!木村剛」にて紹介された、[国家公務員共済の謎3]もよくわからない話になっていますねえ。国家公務員共済の組合員数の今後の推移については書かれているのですが、一方これを吸収するとおっしゃっている地方公務員共済の組合員数の推移についてはまったく触れられていないんですねえ。団塊の世代の大量退職を迎えると言う点はどちらも同じだし、地方公務員の定員数なんて、道州制や合併が繰り返されたらもっとやばいことになりそうなんですけど...。
 それと、共済の話をするのであれば、短期掛金(いわゆる医療費関係等)と長期掛金(年金等)の2つがあって、医療施設整備の方は短期掛金関係ですよねー。
 このお話の記事をどのように楽しめばいいんでしょうか...。うーん、実に深いぞ。てなことで、「週間!木村剛」に乾杯!!!
(「貞子ちゃんの連れ連れ日記」の方はまた次の機会にでも。)